北海道

2008年1月1日
朝7時半、家族と神社へ。好きな空気。鐘の音、細かい砂利を歩く音、火の音、太鼓の音、人の落ち着いた話し声。
午前10時、北海道の親戚の家へ出発。空港のまるは食堂で海老フライの昼食。12時45分離陸。機内の雑誌読んだり、外のスケッチする。今、日本海上空でこのスケッチブックを書いている、旭川はマイナス6度とのアナウンス。



15時すぎ、旭川の父親の実家に到着。久々だから懐かしい。ひろしさんもふさこさんも元気そう。お墓まいり。少し散歩のあと、雑談。みんなあたたかい人たち。そのまま夕食、おせちと蟹、麦酒。水族館で見たようなでかい蟹。米も野菜もここでつくったやつ。やっぱ北海道は食べ物がすばらしい。みんな寝た後、居間で一人論文作業。すごく穏やか。正月の北海道の夜。居間の布団で犬が眠っている。

1月2日
9時起床。雑煮食べ、雪の中少し散歩。論文。昼過ぎ、みんなで旭山動物園へ。家からは車で20分くらいだけど、今や海外からも観光客が来るらしい。すごい人の数。こういう見せ方の工夫とかはいいんだけど、でもホントは、動物は、檻なんかじゃなくて、野生の状態なのが一番。

2時間程見て、帰宅。遅めの昼食、カレーライス。論文。夕食、寿司と蟹、麦酒。

夜、論文など。


1月3日
法事。来られない人もいたけど20人集まり賑やか。法事後、昼食、談笑。話が絶えなく笑いっぱなし。
いとこたち。
はるみちゃんと子どものこうきくん。

犬とゆうすけ。

梅津さんとよっち。

夕食、昼のごちそうの続き、麦酒。夜、論文作業。犬のスケッチ。
久しぶりにみんなに会ってみて、本当にいい親戚たちだなと思えた。

1月4日
朝8時旭川駅出発。釧路へ。あまり寝てなかったのでバスの中で寝る。昼飯、おでんとおにぎり。

こっちはあまり雪がない。
釧路到着後、少し湿原を見る。夕食、ヒレカツとカキフライ。自分は明日建築を見るのでここで家族と分かれ、湿原の中のユースホステルへ。宿の居間で星座早見表を持ってると言ったら宿のおばさんが解説してくれることになり、おじさん集団らと一緒に見にいく。ダイアモンド6角形や星座の解説をきく。論文作業。24時に湿原の中の線路の街灯も消えたので、外にでる。不思議なもので、夜がふけて、さっきまで真っ暗で何も見えなかった眼下の湿原が見えるようになった。星もすごい。降ってくんじゃないか。ジツは流れ星はこんなに多いのかとわかる。

1月5日
朝7時起床。外はマイナス15度とのこと。まだ日が出たばかりの湿原を列車でぬけ、釧路市内へ向かう。樹にキラキラと氷が光り、宝石のよう。この釧路湿原は日本とは思えない雄大な土地。朝食、パンとコーヒーを食べ、反住器へ向かう。毛綱氏の母と姉が向かえてくれた。元気。93歳とは信じられない。川合邸の花子さんとも重なるが、背筋も真っすぐだしさらに若く見える。頭もきれる。お茶やお菓子、みかんなどいただきながら、1時間程話す。いろんな場所がある楽しい建築だった。昔は近所の子どもに遊ばれたらしいし、呉服の展示販売やったりもしていたそう。居間の天井は半分ガラスだから月や星や太陽が見えるんだよと、双眼鏡も見せてくれた。やっぱり釧路は星か。こんな奇抜な形の建築だけど、話しを伺っているとすごく気にいっているのがわかる。確かに、機能的によくできてる。プラン的にも、熱などの環境的にも。みかんをいただき、お別れ。MOOで中華料理食って、湿原に戻る。茅沼へ。普通の観光スポットではないけど、地元の人曰くここにもタンチョウはくるとのこと。しばらくしてタンチョウ4羽くる。

そっと近づき、スケッチしてたら、もう3羽くる。その後そばの喫茶店でコーヒー飲み、日の暮れる中、近くの温泉へ。

駅への帰り道、鹿の家族を見れた。野生の動物は見つけたときの感激が違う。宿戻り、夕食、五穀米、とんかつ、スープ、大根サラダ。この宿のご主人の料理はうまい。その後、論文作業。

1月6日
朝起きて、宿の窓から。釧路は晴れが多い。

朝食、パン、ラーメン、みかん。普段朝はご飯派だけど、旅の時はパンになる。宿の主人らと記念撮影。釧路市立博物館へ。北海道の植物、動物の展示から、古代からの人々や近世以降の農業漁業の道具、アイヌの人の生活道具などの展示まで。これらの道具や装飾、力あるわ。縄文とかアフリカの美術のようなエネルギー。スケッチして、ガイドブックも購入。その後すぐ近くの中学校の見学。内部も見せていただいたが予想以上にすごい建築。で反住器よって、釧路駅へ。ラーメン食べ、15時半高速バスに乗り込む。バスん中でスケッチ等。22時旭川到着。帰宅後大盛カレーライス食べ、論文。

1月7日
朝食後、論文、散歩など。名古屋から持参した顕微鏡で雪の結晶の観察。融けやすいのでもっと気温の低い朝早くに観るべきだった。でも、雪すげぇ。昼食パスタ。散歩。14時すぎ、旭川空港到着。15時旭川発。セントレア到着後、母親の実家へよって挨拶。いとこのしょう君に身長ぬかれていた。あさくまで夕食後、帰宅。帰宅後、やっぱり、論文。